CheapMODで本体BIOSを書き換えろ!








!!!警告!!!

* これより下の文書・画像は、ある程度XBOXのブートの仕組み・EvolutionXの使用方法を 理解している人を対象に作成しています。実施するにあたっては、他に電子デバイスの 知識が多少必要になります。

* また、これらの情報はAs-isで提供されるものであり、改造が成功することを必ずしも保証するも のではありません。もし、このドキュメントを参考にし、不具合が起こったとしても、 全てあなたの責任で処理しなければなりません。

* 理解できない部分があれば、ここに書かれていることは実行しないでください。 しかしながら、XBOX・MODについて理解を深めれば、ここに書かれたことは成功するはずです。

315@2ch



X.これは何について書いてあるんだ?

 あれですわ、興味本意からXBOX-MODを自作し、”MatrixでXBOX本体のBIOSが実は書き換えられる!” って事から、実はすごい単純な方法で本体BIOSの書き換えができるんじゃないか?で、やってみたらできちゃった。 その方法をまとめたものですハイ・・・

しかし何で、数千円程度でエニグマが買えるのにそこまでやるか?
それは・・・よく聞きますよね?そこに山があるからですよ、オタクロマンですなぁ(w

さぁ、みなさん、最凶XBOXを自らの手で作り上げてみませんか?


1.用意しときたいもの

   まず半田鏝、細かいパターンを弄くるので先の鋭い物を用意。 鏝の扱いに慣れた人なら30Wくらいの出力の大きいものでも大丈夫かと。 自分は15Wのホーザン製の物を使ってます。
   次にリード線、これは1mm位のならどんなのでもいいです。 LPC-DEBUGの有効・無効(この辺はまだよく分からない)を切り替えるのに使います。 今回は、手持ちにあったUEW線で間に合わせました。
   基板に接続したリードが外れないよう、テープで固定します。 これも普通のセロファン等で十分です。


   肝心なCheapMODですが、今回これについては説明しません。 リソースはキーワード"CheapMOD"で、Googleさんに聞いてください。 BIOSイメージは"EvoX_MatriX_TSOP_flash.bin"を書き込んどきます。

 使うROMについて1言、SST49LF020以外では動かないです。 こいつは初期のLPC-FLASHのようで、LPCバス仕様と微妙に違った動作をするっぽいです。 現行のLPC-FLASH(Winbond 49V002AP)を代りに挿してみましたが、凶箱は上がりませんでした。
   BIOSの書き換えには、EvolutionX(RemoteX) Ver:1.8.3285を使いました。 とりあえずこれさえあれば、改造環境は万全。 BIOSFlash・HDDFormat・FTP・ProgramLunch・・・
 設定は、他のページを探してください(FlashBIOSに関してはデフォでOkです、C:\BIOSにイメージを置いてください)
   凶箱ママンですが、CheapMODの取り外しが可能にするため、16ピンのヘッダをLPC-DEBUGに 噛ましてあります。スルーホールに溜まった半田を除去する必要があるので (半田付けが苦手ならばやめた方がいい)、リード線でCheapMOD を接続しても構いません。
ピンを付ける場合は、ヘッダの4ピン目を抜く必要があります。

2.ママン下ごしらえ(パターンショート&リード結線+仮組み)

   基板裏からやってしまいましょう、ママンを筐体から出して"R7R4"と書かれた パターンを半田でショートさせます。
 本体FLASH-ROM(TSOPパッケージ)の丁度裏になります。WE#<->WR#
   次に基板表の"R7D3"をショートさせてください。
 MCXPの付近にあります。RE#<->OE#


   ちょっと休憩を入れて、リード線を加工します。 基板接続側は、軽く半田を盛っとき、片方は指でシャーシにあてやすいよう、長めに 被覆を剥ぎ半田でばらけないようメッキします。
   先に加工したリードを基板へ接続します。
R7D3付近、FLASH-ROMの近く。
   接続したリードがはがれないよう、テープで固定します。
   CheapMODをLPC-DEBUGへ接続、リード結線する場合CheapMODのページ を参考にしてください。
   ドライブを組み込んでしまうと、リードの引き回しが大変なので。 筐体の外に出した状態で接続します。HDDの裏面は、物によってはパターン むき出しなので、CDケース等で絶縁してください。
 また、シャーシを確実にGNDに落とすため、ママンはスクリューでしっかり 固定してください。

3.本体FLASH-ROMへの書き込み

   リードのむき出し部分を、シャーシ(シールド)に指で押さえつけたまま電源を入れます
 押さえっぱなし。
   画像のような点滅パターンを繰り返し、リセットが何度もかかります。 ここで、指で押さえているリードを放します。
 放したリードがショートしないよう、テープで絶縁すること。 放すタイミングですが、緑・オレンジ・赤と1サイクル終えたあたりで放します。 何度か試したところ、適当なタイミングでぜんぜん大丈夫でした。
   起動アニメーションが拝めれば、とりあえず起動は成功。 ママンは無事です、しかしFLASHの生死はまだ分かりません・・・(w
   EvoXを起動し、書き換えたいBIOSを選択、FLASHデバイス検出画面まで進みます。 ここで、オンボードのFLASHが検出されていれば本体BIOSの書き換えが可能です。 おめでとう、オンボードFLASHも無事です。本体BIOSを書き換えて、CheepMOD&リードを 外して凶箱を組み立てましょう。
 DeviceID:ffであれば、検出に失敗しています、電源を落として3.からやり直して ください。どうしても検出できなければ、CheapMODとリードを外して電源を入れてみてください。 起動しなければ、FLASH−ROMが逝かれちゃってます、新しい凶箱を買うか、CheepMODで我慢汁。



とりあえず今回はこの辺で。要望があればCheepMODの作り方も書くかもしれない・・・